ご挨拶
夢みる着物と日本髪
歩和留へのご訪問ありがとうございます
オーナーの優井染乃と申します
わたしにとって着物は、観世流の謡いをたしなむ祖母の影響で幼少より身近にありましたが、ずっと空気のような存在でした
しかしある日突然、自ら着物に強烈な興味を示したのは、友人から見せられたアンティーク着物の本がきっかけだったのです
そこには今までに見たことのない、戦前の職人さんの魂そのものともいえる、色彩豊かな匠の世界が広がっていて・・・
「美しい・・!」
純粋に感激しました
「本物」がこんなにも人の心をつき動かすものとは・・
知らなければ幸せだった(かも知れない?)世界に人生30年目にして突入してしまいました
もういてもたってもいられず、都内のアンティーク着物店をまわり、何かにとり憑かれたように沢山の着物や帯を手に入れました
こうしてアンティーク着物ユーザーとしての人生が始まりまして、いつのまにかお店を経営するほどになってしまったのです
そうしてそのうち「着物における女性美とは何か?」を追求し始めたのです
最高の着姿を演出するには何が必要か・・・
モノクロ写真の中で微笑む着物美人
みんな例外なく髪の毛を綺麗に結っている
ここにヒントを得ました
着物女性を美しく演出するのは髪型だ!
とても素敵な着物をお召しなのに、髪型が決まってなくてとても残念・・と思う方が多いのです
ただ後ろに結んだだけ
何かが足りない
あそこをああしたらもっと素敵になるのに
何とかしなくちゃ!・・体の奥から突き上げるような感覚が走りました
そして、どうせやるなら日本の髪型の基礎である「日本髪」を極めよう!
・・と猛ダッシュで修業をはじめました
2006年の春に京都の日本髪師に入門しまして、お客様からお金をいただけるようになった今でも、月に一度は京都へ稽古に行きます
着物の時は少し頭を大きくつくると着物に負けません
特に日本髪は日本人の偏平な頭を立体的に美しく見せてくれます
着物に日本髪はまさに「最高」の着姿です
歩和留では日本髪はじめ、お客様一人一人に似合うヘアーの提案に力を入れ、着物における真のトータルビューティを目指しています
髪型は魔法・暗示
日本髪が結い上がった瞬間、鏡の奥に初めて見る自分の美しさを発見するお客様
かすかなとまどいのあとの、驚き、喜び、陶酔・・・
昔の職人さんたちのように、わたしも人に感動を与えられる「芸術家」となれますように
優井染乃